ドラマ「24」のなかのビデオ会議

昨年の秋に、アメリカFOX TVのドラマ「24(Twenty Four)」のことを知りました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/24_-TWENTY_FOUR-

シーズン1は2001年に放映開始ということですから、ずいぶん昔のことです。

実は、2/15の「学術会議に関する朝日新聞社説について」で触れましたが、学術会議でビデオ会議の利用を検討している中で、「24」にWebExというWeb会議システムが出てくるという話を聞いたのがきっかけでした。以前から話題になっていたドラマだそうですが、それまではまったく知りませんでした。もっとも、WebExが出てくるのは2009年に公開されたシーズン7ですから、WebExの利用場面だけならばそれを見ればよかったことなのですが、話の筋というのもあるかと、まずはシーズン1からDVDを借りて観ることにしました。2001年のものです。ちなみに、シーズン7の場面では、

http://newsroom.cisco.com/dlls/2009/ts_032709.html

にあるように、ある人物が大統領の特赦を受けるための大統領のサインをWeb会議システムで共有して、重要な証言をするというところです。

ドラマの中では、大統領が飛行機内で執務中の副大統領と相談したり、離れた場所にいる政府関係者と会議をするのに、ビデオ会議(遠隔会議)システムを使う場面がよく出てきました。シーズン2あたりに出てきたように思います。2003年頃にホワイトハウスでは本当にこのようなことをしていたのでしょうか。初めのころは遠隔会議専用システムの代表格であるPolycomのマークが見えましたが、最近はこのような専用の機器ではなく、PC上のWeb会議システムが使われているようです。

WebExは研究室で1年ほど契約しています。簡単に、Webブラウザさえあれば多地点で画像、音声の会議ができます。PC画面の共有もできますので、プレゼンテーションには便利です。ただ、音声については、米国では電話を併用するというのが一般的だそうで、VoIPでの音声通話にはコツがいる感じです。

2地点でよければSkypeが便利です。最近、画面共有ができるようになりました。音声だけならば、多地点も問題ありません。もちろん、無料ですので、気楽に使えます。

3地点まで無料というのがAcrobat Connect Nowです。4地点以上になると有料のサービスが提供されています。

研究室ではこうしたビデオ会議システムを頻繁に使っています。最近のTVコマーシャルで、人が移動しないでよいので「エコである」といったものを目にしますが、そういった利点もあるでしょうが、なにより、移動に要する時間の節約というのも大きいでしょう。議論する内容を面と向かって議論するには適していませんが、ひとたび内容が決まったときの議論や、プレゼンテーションによる相談などには非常に便利です。

ドラマ「24」の場面では、これを含めて米国の大統領の近辺の情報機器の描き方に興味をもちました。

ドラマ「24」それ自体は、1シーズンが約45分×24巻=18時間ですから、シーズン7まで、ずいぶんと見たことになります。「おもしろい、おもしろくない、という以前に、続きを見ないわけにはいかない」といった感じの作りで、精神的に疲れる部分もありましたが、最近、米国で放映されたというシーズン8のDVDを待っています。

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