われわれはほぼ毎年、研究室(まわりの関係者)で主催する国際ワークショップを開いてきています。最近は、科研費の研究課題の「双方向変換」に関わるものが多いといえます。分野によっても違うでしょうが、われわれの場合には全体で30名、内、海外からの参加者が10名〜15名といったところです。
今日の夕方から、ワークショップの場にきています。今回は海外からの参加者は19名です。
http://www.biglab.org/4th-Btrans/#links
ワークショップは国際会議と違って、研究途上のアイデアや、場合によってはすでに発表したものの紹介など、交流を深めるために有効だと思います。とくに、国内で開くときには、学生にも参加してもらって、国際的な視野をもって研究を進める刺激を得る機会にしてもらっています。
いつも話題になるのは、このようなワークショップを開く場所のことです。経費のこともありますが、運営にかかるオーバーヘッドを少なくしたいというのが一番の大きな課題です。
今回のパレスホテル箱根でワークショップを開くのは3回目です。2000年と2004年にここで開きました。様子がわかっているということもあるのですが、アクセスが便利(というより、分かりやすい)のがなによりです。もっとも、成田空港から新宿、新宿から高速バスですので、それほど近くはありません。しかし、バス停がホテルの前にあるので、迷うことはありません。ここでは、準備のときにも協力いただいたのがありがたかったというのが印象に残ります。これで分かるように、実は、今回は、私のところで面倒をみたわけではなく、同僚であったH氏のところでアレンジしていただいたものです。ワークショップは明日、明後日が本番ですが、なかなかよいものになると期待しています。
このようなワークショップを(日常的にというまでもなく)折に触れて、大げさな準備なくできることは、われわれにとって大事なことではないでしょうか。国際会議のようなフォーマルな会合にはそれなりの準備と体制が必要です。参加者がオープンですので、それなりの準備が必要でしょう。しかし、日常的な共同研究を進めるためのワークショップを開くことには、相互に簡潔な形が望まれるでしょう。
われわれは、(これは、それを宣伝するというわけではなく)今、開いているパレスホテル箱根
http://www.hakone.palacehotel.co.jp/
と、湘南国際村センター
http://www.shonan-village.co.jp/
をよく利用しています。
東京から、また成田からもアクセスが分かりやすい、というのと、様子が分かっているという経験の部分もかなり大きいといえます。もちろん、それぞれのサイトでのサポートが次の機会につながっています。
箱根では3回ですが、湘南国際村ではもっとやったように思います。それにしても、候補が2つでは足りないというのが率直な印象です。同じテーマでは、2箇所では飽きてしまいます。新たな場所があればよいと思っています。
東京近辺では、思ったほど可能性は多くありません。もちろん、経費、宿泊費等々、わがままな要求ではありますが、実質的な研究交流のためのワークショップ開催の情報をいただきたいというところです。